システムを「外注」する時に読む本を読んだ

やまもといちろうさんのブログで気になって購入。

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システムを「外注」するときに読む本

システムを「外注」するときに読む本

 

 

おもしろかった。タイトルだけ見るとちょっとお固そうな感じだけど内容は物語形式ですごく読みやすい。様々なプロジェクトで問題が発生し主人公が成長しながら解決していく。

 

私がプログラマという仕事を始めてからもう約7年半が経つ。最初の3年は小さい受託開発会社で働き、その後はずっとフリーランス。つまり「外注」される側の人間だ。大小を含めて30以上のプロジェクトに関わってきた。

 

システムが当初のスケジュールや仕様通りに納品されるという意味での成功をした案件なんてほとんど無く、更にビジネス的に成功したプロジェクトなんてあったかな、、という感じ。残念ながら。この本を読んで改めて痛感したのは要件定義とリスクコントロール超大事ということ。当たり前なんだけど、当たり前のことを当たり前にするのが1番難しいよね。

 

「外注」というのがテーマだから物語は主に発注者と開発ベンダの構図で語られるんだけど、これって自社開発に置き換えたら社長と社員みたいな関係性でも通ずると思う。だからシステム開発に関わる人は全員読んだ方がいいのではないかと。良書。